Topics2020/11/02

避難所の間仕切りシステム開発・制作ワークショップ in 杵築

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杵築市は、先般、北台南台が重要伝統的建造物群保存地区に指定されるなど、独自の歴史と文化をもち景観資源の豊かな地域です。しかしその一方で、中心市街地のうち大きな範囲が土砂災害・津波・洪水の恐れのあるエリアとなっており、避難所が重要な役割をもつ地域であるといえます。さらに昨今のコロナ禍により、避難所においてもソーシャルディスタンスが要求されていることを踏まえ、避難所の配置や避難そのもののあり方について、歴史を踏まえつつ、市民と共に安全について自由に幅広く考えることを目的とする意見交換会を実施しました。
1回目のワークショップでは、資料に基づく学修の後、学生たちからパーティションや照明についての提案がなされ、まちづくり株式会社雪笹の下村氏・神田氏・石山氏、杵築市企画財政課の宮本氏・森實氏よりご意見をいただきました。1時間半にわたる検討の後、勘定場の坂・酢屋の坂・塩屋の坂および武家町・町人町、杵築城展望台をご案内いただき杵築の街並みを実地見学しました。
今回の学生の学びをまとめ、今後の避難所間仕切りシステム・安心照明の開発・制作へとつなげていきます。今後も継続的に地域の皆様と大学の教育研究が共に歩んでいくことができましたら素敵だと思います。(近藤・江越)