9月27日と28日の二日間にわたり、プロジェクト2のメンバーで国東研修で国東市安岐町を訪問しました。 この研修は、世界農業遺産に認定されている国東地区の歴史や文化、そして地域の方々の暮らしに触れることを目的としています。
1日目は両子寺を訪れ、寺田豪淳法嗣（ほっし）からお話をうかがいました。国東地区の歴史から、寺田さん自身が鬼役として家々を回る修正鬼会の話、災害で流された一枚岩でできた鬼橋の見学などについて詳しいお話をうかがうことができました。少子高齢化で修正鬼会の運営が難しくなっているなど、地域が抱える問題にもふれていただきました。
その後、国東半島宇佐地域世界農業遺産推進協議会会長の林浩昭氏のお宅にうかがい、農業の楽しさ、そしてトビイロウンカなどの害虫、人手不足と闘いながら農業を続ける難しさについてお話を聞きました。夜は住吉浜リゾートパークに宿泊し、研修の振り返りと翌日の計画を立てました。
2日目は七島藺工房ななつむぎでワークショップに参加し、七島藺の歴史と現状を学び、七島藺のミサンガづくりや織機の見学などをさせていただきました。午後からは三浦梅園資料館を訪問して、安岐町が生んだ偉人である三浦梅園について学びました。
2日間を通して、学生達は大きな刺激を受けたようです。これから年度末にかけて、自分たちが安岐町のためにできることをグループワークで探していきます。