栗生明氏は、早稲田大学を卒業後、プリツカー賞を受賞した槇総合計画事務所で建築設計を学び、東京大学 工学部 建築学科 助手を経て千葉大学 工学部 デザイン工学科 建築系で長く教授を務められた建築家です。日本建築学会賞作品賞、日本芸術院賞、村野藤吾賞など、多数の受賞歴をおもちです。
これまで栗生氏が生み出してこられた建築を具体例とする、おもに祈りの空間について、たいへん深い示唆に富んだご講義をたまわりました。また冒頭で、本学の教育理念に対し敬意あふれる共感を示してくださり、日本文理大学での教育研究が泰斗に肯定されたことを、学生はもちろんのことですが教員としてもたいへん有り難く感じました。
基礎製図は、まだこれから建築を本格的に学ぼうとする学生たちに向けた初年次教育です。今回は、1年生に碩学の謦咳に接する素晴らしい機会となりました。（近藤）