Topics2025/05/10

プロジェクト1の研修を湯布院で行いました

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「プロジェクト1」は建築学科の1年生で開講される科目です。その内容は地域の実態や課題、そしてその可能性を自らの五感で探求する体験型の授業です 。アクティブラーニングを通じて地域活動を実体験し、地域が直面する問題点を正しく認識することを重視しています 。そして、地域づくりや再生に不可欠な基礎知識と豊かな感性を養い、仲間と共に創造する「チームで創る能力」を育むことを目指しています 。

その学びを深める一環として、2025年5月10日から11日にかけて、NPO法人ABC野外教育センターの協力のもと、湯布院で1泊2日の全体合宿研修が実施されました 。学生たちは、体を動かしながら学ぶチームビルディング研修や、ミッションを携えての「まち歩き」といった実践的な活動に取り組みました 。これらの体験を通して、仲間と協力して目標を達成することの意義を学び、湯布院の町のことを知り、最終日にはその成果をチームごとに発表し共有しました 。

この研修を終えた学生たちからは、「一人ひとりが役割を果たすことでチームとして完成すると感じた」「実際に地域に足を運ぶことでしかわからない課題がある」といった、チームワークの重要性や地域について感じたことをレポートにまとめました。また、「知らない土地を初めて散策してみて普通に旅行しに来る時は何も考えず通る道1つをとっても建築的な視点で見ることで至る所にある配慮であったり、歴史であったりを思い浮かべることが出来ました」など、建築を学ぶ上での新たな発見や感動を語る学生もいました 。

「プロジェクト1」では、このように学生たちが実際に地域へ足を運び、主体的に関わることで得られる「生きた学び」を大切にしています。これらの経験は建築やまちづくりを通して社会に貢献していくための確かな土台となります。湯布院で仲間と過ごした2日間は、学生たちが建築やまちづくりを学ぶための大事な基礎となったことと思います。
(池畑・池見・江越・福田・吉村)