三浦ゼミでは、卒業研究に参考になる林業地や木質建築の視察を積極的に行っています。8月6日、北九州市立大学福田研究室の案内で、大学内に建設された木質実験棟の視察を行いました。設計に関わられた国際環境工学部福田展淳教授から、設計・施工での工夫や建設後の温熱環境について、お話を伺いました。天井高約8ｍ幅7ｍ長さ22ｍの大空間をCLTを使ったダイナミックな折板構造の大空間でありながら、上下で温度差2℃以内と木質空間による温熱環境の効果についての結果には、大変驚きました。また、福田ゼミ生が取り組む、MRなどのIoT端末を活用した誰もが手軽に複雑な木造建築の組み方の研究は、当ゼミとしても大変参考になりました。三浦ゼミ生からは、現在取り組む、地域の特性を活かした木材調達による木質構法の提案について、片伯部、小野、中村から発表を行いました。今後も積極的に情報共有しながら、次世代の木造木質研究を行いたいと思います。（三浦）