Topics2020/01/08

建築家 山崎 真司先生 オープンハウス(設計製図4非常勤講師)

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みなさまあけましておめでとうございます。本年も建築学科をよろしくお願いします。さて、昨年の事で恐縮ですが、建築製図に関するご報告です。

設計製図の授業では、社会で活躍する建築家と協力して学生の教育を行います。
山崎 真司先生は、一級建築士事務所 Yama Design の代表で、NPO法人 空き家サポートおおいたの理事をされている方です。日本文理大学の卒業生でもあります。

その先生が手掛けた住宅にて、お施主様のご厚意により12月21日と12月22日の2日間で「桜を望む家」のオープンハウスが開催され、担当されている学生達を含め多くの来訪者がありました。この住宅は施主の元々の家を取り壊し、同じ敷地に建て替えています。敷地は公園に面していましたが、元々の住まいは公園に背を向けて階段をのぼるようになっていました。しかし、山崎先生の設計では公園に向かって階段をのぼっていく設計になっています。施主が完成した階段で2階へ行った際に、「今まで意識していなかったけれど、公園がこんなにも近くに感じ、公園が家の中にあるような気がする」と仰ったようです。敷地が持っている良さを施主に気が付かせて、階段をのぼるという普段の何気ない行動に喜びを持たせることが出来たというのは、建築家冥利に尽きるのではないでしょうか。

こんな素敵な先生の実作に触れることで、学生の皆さんが刺激を受け建築設計や建築家になることに対して、興味が深まることを期待しています。

※お施主様の許可を取りHPに写真を掲載させていただいてますが、転載は不可です。よろしくお願いします。
(木村)