Topics2020/07/13

或る卒研ゼミ生(4年生)の日常

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もちろん、まだ進路が定まらず、緊張の日々を過ごす学生もいますが、その一方で、部活を引退し、早々と内定をいただいて就職先が決まり、卒業に必要な単位はあと卒業研究だけ(つまり授業もない)という状況の学生は、6月を過ぎるとけっこうな割合になってきます。彼らは果たしてどのような日々を送っているのでしょう。
資格に挑戦している人もいます。読書に励む人、短期留学している人、趣味を謳歌している人、そしてもちろん、人生最後の学生生活を楽しむため、日々アルバイトに励む学生もいます。
でも、あとで泣くことにならないために、卒業研究だけは、計画的に進めていかなければなりません。
写真は、空き家ストックの活用に関する研究について松崎くんが、リファイニング建築に詳しい高橋由美建築設計一級建築士事務所 代表 高橋 由美 氏を訪ね、毎週少しずつ書きためたレポートの内容について説明しアドバイスをいただいているところです。
卒業研究は、これまでの課題とは大きく異なり、自分で調べ、自分の頭で考えて、自分の言葉で説明する能力の修得が要求されます。教員など誰かから課題を与えられるのではなく、能動的に課題を見つけ関係するさまざまな調査・分析を通じて自分で解決方法を考え、提案し検証するプロセスを1年間、繰り返していくうちに、大学生として社会から望まれる能力が身に付いていくのです。(近藤)