Topics2016/06/04

干潟の調査をしました

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大分県の中津市に位置する中津干潟は、全国でも有数の面積を持ち、希少な生きものがくらす干潟です。しかしながら、河川流域や沿岸環境の変化によって干潟を構成する砂や泥が減ってしまい、生きものの生息環境は大きく変化をしています。
そこで池畑研究室では、3年前から群馬大学、九州大学と共に中津干潟の土砂の移動を調査しています。今回は新3年生が初めて調査に参加して、船に乗り込み計測機械のモニタリングをしました。天候が悪い中での初めての調査で、多くの学生が船酔いをしてしまったり、PCが水没して観測を中断したりするハプニングはありましたが、予定より2日の延長で無事に調査を終えることができました。
日中の調査で疲れているのですが、夜は他大学の学生や先生と懇親会を実施して、違った環境で学んでいる学生と親睦を深めることができました。
また、翌週には九州大学の協力で干潟に流速計と濁度計を設置しました。これらの機器によって、沿岸の土砂の移動を精度よく観測することができるようになりました。
これらの成果は、土木関係の国内外の学会で発表される予定です。
(池畑)